【熱によって機能を発揮するが・・・】
こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。
フライパンの表面処理にテフロン加工とフッ素加工ってあるじゃないですか。
あれって実はどっちも内容は一緒なんです。
テフロン加工はデュポン社の商標、つまり商品名であり、内容はフッ素加工と同じなんです。
この「デュポン社」って名前、聞いたことありませんか?
メッチャ商標を持っており、バイク関係にもいろいろ使われています。
例えば、ジャケットに使われるケブラー繊維もそうです。
あと有名なのがスライダーに使われる「ジュラコン」
でも実は、ジュラコンはポリプラスチック社の商標なんです。
デュポン社の商標は「デルリン」なんです。
スライダーを販売してるメーカーのなかには、サイト内で「ジュラコンはデュポン社の商標です」って書かれてますが間違いです。
なんでみんなして間違えてるのか、意味が分かりません💦
話をフライパンに戻します。
フッ素加工はこべりつきを防ぐためのものですが、弱点もあります。
なんと! 熱と衝撃に弱い。
フライパンって加熱するための器具ですよ。
それが熱に弱いって…💦
フッ素加工のフライパンは、寿命はたった2年と言われてます。
寿命が短いのは表面の効果が無くなるからなんです。
このように本来の用途が弱点ってものがバイクにもあります。
何かわかりますか?
はい、オイルです。
オイルの1番の目的は潤滑であり、その効果を発揮するための適温があります。
調理の際、フライパンや鍋にひいた油を引き延ばすとき、フライパンを傾けますよね。
油の温度が高くなるとサラッと流れるようになります。
これが適温状態ってわけです。
でも、オイルは熱が加わることで劣化し、寿命が縮まります。
非効率ですが、まぁ仕方ないですね。
ちなみに先ほどのフライパンにひいた油。
温度が低いときは硬く、流れが遅いです。
バイクでのこの状態は、潤滑効果が悪く、オイル自体がフリクション(抵抗)になります。
だから暖機が必要なわけです。
なお、レースにおいてのオイルの考え方はチームやマシンの性能によって異なります。
硬いオイルを高温で使うチームもあれば、シャビシャビのオイルを低温で使うチームもあります。
また、オイルの種類・粘度によってエンジンの組立・調整も変わります。
つまりオイルが決まらないと準備が出来ないんです。
なのでスポンサーの関係でオイルの銘柄が変わったりすると、またデータ取りからはじまって結構メンドクサイ。
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今回は以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
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