こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。
先日、研磨屋さんにてプラスチックのバフのかけ方を教わりました。
せっかくなので忘れないうちに教わった内容をアップいたします。
ちなみに、バフ処理したのはジュラコン製のスライダーです。
作業工程
作業は以下の流れとなります。
ペーパー磨き
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綿バフ研磨
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ネルバフ研磨
では、具体的に説明します。
ペーパー磨き
まずはサンドペーパーで傷を消します。使用する番手は、傷の度合いで調整します。
最終的には #3000 で仕上げます。この番手まで行えば次のバフが容易となります。ちなみにウチのスライダーには、いきなり #3000 を使ってました。
使用する機材はコレ⇩
サンダー・ポリッシャー (ダブルアクション)
コンプレッサーがあるならエアータイプがオススメ。理由は単純、電動より軽いから(*^_^*)
あと、ダブルアクション式であることも重要です。ダブルアクションとは、先端の円形パッドが回転しつつ、さらにパッド全体が円形に回転するものです。
円が偏芯して回転するため、力が分散され削りムラが少なくなります。
また相手がプラスチックなので、シングルアクションでは溶けてしまいます。
なお、アクションは全部で6種類。研削力の順番に並べました。
①シングルアクション・・・芯円回転。駆動力がダイレクトに伝わる
②ギアアクション・・・ジグザグ回転。駆動力は比較的強く伝わる
③ダブルアクション・・・偏芯回転。駆動力は分散される
④オーピタルアクション・・・四角 (長方形) パッド。楕円の動き。平滑に伝わる。
⑤ストレートアクション・・・四角 (長方形) パッド。直線的な動作。直線的・平滑に伝わる。
⑥揺動アクション・・・左右に振る動作。左右に揺動度数分の駆動が伝わる。
ちなみに機材がなければ、手作業でも構わないようです。
綿バフ研磨で中仕上げ
綿バフを使って先ほどペーパー跡を消し、仕上げ処理となります。ここで注意することは2つ。
1つ目は、研磨剤に白棒を使うこと。青棒はカスがこべりついてメンドクサイから。
2つ目は、回転数を上げ過ぎないこと。プラスチックなので溶けてしまいます。
機材は、卓上タイプ とか ベンチタイプ と言われる固定式がオススメ。
金属磨きのなら、綿バフで終了となる場合もあります。ただし今回はプラスチックなので、もう1工程あります。
ネルバフ研磨で鏡面仕上げ
プラスチックや塗装面にはネルバフで最終仕上げとなります。さらに光沢をだすことができます。
ネルバフというのは、ネル生地を重ねて出来たバフになります。ちなみにネル生地は・・・
そう、ネルシャツの生地なんです。不要なネルシャツができたら一度、プラスチック磨きをやってみようと思います♪
オマケ
これがバフしてもらったスライダーです。
実際に見てビックリ! 鏡面なんです。プラスチックなのに反射して自分がうつるんです。
残念なのは、ボクの撮影が下手すぎること。いずれ上手にとった写真と差し替えます。
はじめはサンドブラストしたのですが大失敗! 上が切削品、下がブラストです。マットな質感をイメージしたのですが真っ白になりました。
決して粉がついているのでありません。洗ってもこの状態なんです。
ヘアーラインも試してみましたが、白くなるためNGです。イメージしたものではありませんでした。
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今回、製造時についてしまったスライダーの傷をどうにかしたく色々試したのですが、最後のバフは想像以上でした。
復活どころか、グレードが上がった物となりました(*´▽`*) よって、今後のスライダーは全てバフ仕上げとなります。
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今回はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございます
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