「センスは経験の積み重ね」 ゲーテ
こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。
以前「マツコの知らない世界」で消しゴム特集をやってました。
その中でバイクにも通じることがあったので、今回はそこから話をしたいと思います。
イタリアの消しゴム
問題のシーンはイタリアの消しゴムを紹介したときのこと👇
ここでゲストでもあり企画者でもある楠田枝里子さんが言ったのが・・・
「イタリア人は幼い頃からこんなオシャレなものに接してる」
「イタリア人のデザインは日本人には出来ない」
言い回しは違いますが、こんな感じのことを言ったんです。
これ! これこれ。メチャクチャ同感!
海外でDUCATIのファクトリーマシンを生で見て
「このデザインは浮かばん」「真似できん!」って思いましたもん。
日本の機能美
日本のバイクパーツは必要なポイントとポイントを結ぶだけ。
どのチームもこの方法はどこも同じ。
直線で結ぶか、曲線で結ぶかの違いがある程度。
成るべくして、そうなった形状なんです。
そこに余分なものはなく、機能だけを追求したもの。
そういったものには機能美があります。
イタリアンの造形美①
でも、イタリアンパーツは日本とチョット違う。
機能美のほかに、造形美も含まれてるんです。
これを見て下さい👇
DUCATIのGP13 (2013年仕様) です。
このヒールガード、ボクも含め日本の設計者ではまず浮かばない。
ポイントのとり方意味不明なんです。
特にわからんのが矢印の突起部。
こんなの余分でしょ。
気になったんで、見よう見まねで突起ありバーションと無しバーションを書いて、強度解析してみました。
結果、ビックリしたのが突起があることで少し強度が増してるんです。
きっと応力が分散されるんでしょうね。
ちなみに突起がなくなるとかなりブサイク💦
これ、設計者が意図してやったことなのでしょうか。
そもそもサイレンサーをヒールガードで吊るって発想は、安全性重視の日本人にはないですね。
イタリアンの造形美②
イタリアのGPマシンはDUCATIだけじゃありません。
奇抜さではapriliaのほうが上かも👇
もう、パッと見で外車なんですよね。
apriliaのロゴがなくても日本車じゃないってすぐわかります。
なんでしょうね、規則性がないと言うか…。
やっぱり日本人にできないデザインなんですよね。
色使い
イタリアの消しゴムがオシャレに見える要素は形状だけではありません。
カラフルな色使いにもあります。。
日本でバイクパーツと言ったら大半が黒とシルバーなんですよね。
ウチのリヤスプリングキットにはこれだけの色の組合せがあります。
海外にも販売してるのですが、黒の注文は1個もないんです。
次はコチラを見てください👇
モトアメリカのYoshimura SuzukiのGSXR1000です。
一般的にUSヨシムラと呼ばれるチームです。
ヨーロッパではなくアメリカなんですが、これ見てどうですか?
やはり、色使いが派手ですよね。
でも、海外ではこれが普通。
むしろ地味なほうかも。
もっともっと色キチガイ的なマシンが多いです。
でも、間近で見るとそれが、まぁカッコイイ!!
最後にコチラをご覧ください👇
ロッシのヘルメット。
まぁ~派手ですよね~。
これ、ロッシ自身がデザインしたわけではないです。
アルド・ドゥルディっていうデザイナーさんです。
とはいえ、こんな派手なメットを使う日本人ライダーはいないですよ。
ちなみにロッシもドゥルディさんもイタリア人なんです。
こういう色使いの感覚は、楠田枝里子さんが言ったように文化の違いなんでしょうね。
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今回はここまでになります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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