【実は見えないところで・・・】
こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。
今回ご紹介するのはファクトリーの裏側。
レース業界の内部事情を告発?! というわけではありません。
普段あまり目にすることない部分や接写の画像集です。ピューリッツア賞がねらえる写真ばかりですよ(笑)
ヒールガードの裏側
まず最初は、ヒールガードに隠された部分。
どんなマスターシリンダを使用してるのか、マスターシリンダをどう接合してるかがわかります。
✓Yamaha Factory YZR-M12011年仕様のYZR-M1。
この状態で公開されるのは珍しいです。
✓Yoshimura GSXR100017年、もしくは18年のGSXRになります。
マスターシリンダにbrembo XA52120を使ってることが判明できます。
また、抜き加工の施し方もよくわかります。
✓Suzuki Ecstar GSX-RR20年モデルのGSX-RR。
きれいにマスターシリンダーがヒルガードに収まってるのがわかります。
ちなみに、マスターシリンダーはbremboのXA52110 です。
トップブリッジの裏側
トップブリッジは横剛性を落とすことでサスペンションを働きをスムーズにさせます。
剛性ダウンの方法は各チームのノウハウによって異なります。
✓Repsol Honda RC213V20年はフラットなペラペラ仕様。
21年は上下にオフセットしたウイングタイプに変わってます。
22年から、またフラットタイプに戻りました。
✓Suzuki Ecstar GSX-RRGSX-RRは厚みが増してます。
その分、裏の肉抜きが激しくなってることが想像できます。
ステムの裏側
ステムの抜き画像が撮りたいのですが・・・
GPマシンはきれいにカバーに覆われています。残念(-_-;)
✓YZR-M1👇
✓GSX-RR👇
カバーが芸術的です。
フロントカウルの裏側
フロントカウルが外れていると多くの色々なことがわかります。
その中でも今回はブレーキホースの取り回しに焦点をあてたいと思います。
✓Yamaha Factory YZF-R1分岐ジョイントはステムに設置するのがレースの決まりです。
多くのチームが上図のように右側 (むかって左側) にジョイントを配置します。また、合わせてジョイント上側にクイックコネクターを取り付けるのが定番。
✓Yoshimura GSXR1000ヨシムラさんは逆側にジョイントを配置。
そのためクイックコネコターはジョイント設置ではありません。マスターシリンダーに近い位置にいます。
✓Repsol Honda RC213Vかなり前のRC213Vになります。
ジョイントは右側 (むかって左側) の配置。
✓Kawasaki racing ZX-10RR
ジョイントはRC231Vと同様にビニールチューブで保護されています。丁寧な仕事ですね。
シートの裏側
✓Yoshimura、GSXR100016年モデルのGSXR。
切削のシートレールがカッコいいですね。
シートレール上のブラケットは赤と緑で色分けされており、左右をすぐに判別できます。
ちなみに、モトクロスやオフロードではシートレールではなくサブフレームと呼びます。
✓Yamaha Factory YZF-R1きれいにカーボンで覆われています。
もうGPマシンとかわらないクオリティです。
フロントフォークの下側
つづいてはフロントフォークの裏側 (底) 。
✓Repsol Honda RC213Vセンサーステーの形状、取付の方法がよくわかります。
✓Team HRC CBR1000RR耐久スタンドに合わせた専用ホルダーが装着されています。
耐久のタイヤ交換のためのクイックリリースについては、また別の投稿で説明いたします。
後ろ側から見る耐久スタンド
耐久スタンドの各チームの共通点は目立つこと。下側フック (ガイド) が内側に曲がっていること。
どちらもスタンド掛けを容易にするための工夫です。
✓ホンダ CBR1000RR
✓Yoshimura GSXR1000スタンドフックの下側にジュラコンを使っているのは転倒時にあえて破損させるため。この部位を破損させることでプレート全体への破損を回避します。
ちなみにジュラコン部がなくなっても、スタンドがかけるれ設計になって
✓Yamaha Factory、YZF-R1スプリントのJSB1000のときは黒でも8耐では違う色にしたり、マーキングを施します。
タイヤ交換の際に瞬時にスタンドフックを認識させるのが目的です。
カップバンドの中身
バンドを外せば、どこのタンクか判別できます。ステーの形状も確認できます。
✓Yamaha Factory YZF-R1各ファクトリーマシンが使ってるブレーキタンクはこちらの記事で紹介しています👇
【保存版】 ファクトリーチームが使用するブレーキタンク
ブレーキタンクホース
メッチャ汗かいてます(-_-;)
スプリントレースでは作業性重視でクリアのホースを使うチームが割と多いです。
でも、クリアホースって汗をかくものがほとんどなんです。
耐久レースでは、黒のEPDM製ホースを使うチームが多いです。
ちなみにモトロックマンでもEPDMホースを扱っております。
漏れないので安心です。
ブレーキタンクホース:φ6×φ10 黒 (EPDM製)
ステップの下側
良く見ると、切削跡がわかります。どれぐらいの間隔で削っているかがわかります。
ペダル側面には「6D-F000」とあります。
何のことでしょうか?
ちなみにこの文字、リューターによる手作業と思われますが、かなり上手です。リューターで字を書くのって結構むずかしいです。
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はい、今回の記事はここまで。
ネタが増え次第追加していきます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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