こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。
ときどき、チタンボルトについてこんな問い合わせがあります。
「〇〇〇サイトで売っているチタンボルトは大丈夫ですか?」
これは、安すぎることが逆に不安という質問ですね。
はい、今回はこんな 「格安チタンボルト」 の正体について説明します。
格安チタンボルトの正体
ズバリ、以下の2つが格安品の正体です
2. 純チタンボルト
では、具体的に説明します。
直販サイト
弊社のチタンボルトも比較的安いと思うのですが、それよりも安いのが、この直販サイトのボルトです。
販売は自社サイトのみ。直接個人に提供するいわゆる「B to C」のスタイルです。
販売社(B) ➡ 消費者(C)
通常の流れはこうです(いわゆる業販)。
パーツメーカー ➡ 問屋 ➡ 販売店 ➡ 消費者
BtoCの場合は業販をしないので定価を下げることができます。問屋への卸価格を定価にすることもできるわけです。
チタンボルトは高価なので在庫する店舗も少ないです。そう考えると、直販スタイルは今の時代に合ってるのかもしれません。
純チタンボルト
直販サイトの製品よりも更に安いのが、純チタンのボルトです。
純チタンと聞くと高級感がありますが、実は逆です。純チタンの強度は64チタンの半分以下です。
なので、純チタンをバイクに使することはオススメしません。
ハッキリ言って純チタンのボルトは折れます。
純チタンボルトの見分け方
まず、ホームセンターや工務店で売ってるチタンボルトはアウト!。全て純チタンで間違いありません。
考えてみてください。
コーナンやカーマにポジポリーニのボルトが並ぶイメージできますか?
そんな高級ボルトをホームセンターに買いにくる人はいません。
表記の確認
以下の表記は 純チタンを表します。
NGワードとして覚えておいてください。
純チタン、チタン2種、Grade2、Gr2、グレード2
ビジュアル確認
最後は見た目のよる判別です。
・鍛造のままで切削されていない
・マットな質感、光沢がない
これが、純チタンの特徴です。
安価なボルトにワザワザ 「切削」 というコストはかけません。
ただ、厄介なのはバレル研磨したものです。光沢があるので、パッと見は64チタンに見えます。研磨後にアルマイトしてあるものは更にわかりにくいです。
もう、よく見るしかありません。カドが丸くなっていたり、切削跡が全くないものは注意です。
追伸
この投稿は半年以上前に書いたのですが、
実は最近になって、 純チタンの切削ボルトを見つけました。
「Titanium Gread2 Billet Bolt」 の表記を海外のサイトで見つけました。
Gread2 と表記してあるので純チタンと判別できます。でも、この表記がなければ区別できません。
もし、これを64チタンとして販売されたらゾッとしますね。そう考えると、やはり信用できるメーカーを選択するべきでしょう。
はい、今回はここまでです。
最後までありがとうございます。
※ボルトのご相談承ります。サイトから買いにくいので(笑)
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~LINE問い合わせ小ネタ~
Z900RS のタンクのボルトが欲しいんですけど何を購入すればいいでしょうか?
無地希望です。
Z900RSのタンク用でしたら
M5×16を3本と、M5×8を2本になります。
専用のキットもございます。
(HPにはまだ掲載してなくてすいません。)
M5×16を3本しか記載がありませんが、
本当はダミーボルトでM5×8が2本ついています。
これはパーツリストには載っていないので、
部品をばらした人しか知らないことなんです。
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