【バイク オタク度アップ】 バイクパーツの材料について

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こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。

今回は金属材料についての説明をします。
と言っても、化学的な小難しい話はしませんので安心してください(*´▽`*)/

バイクのどの部品にどんな材料が使われてるか、
ザッと紹介していきます。

先に言いますが、知ったところで何の役にも立ちません(;・∀・)
せいぜいバイク・オタク度が上がるだけです。

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金属の分類


金属の分類表を用意しました。
うわぁ~って思いました?
化学や物理の話をするわけではありません(=゚ω゚)ノ
それに専門知識のある人にとってはツッコミ所満載の表なんです。

分類の仕方によって配置が変わるから
一覧にするのは結構むずかしい表なんです。

・・・では本題に入ります。
金属は 「鉄」「非鉄金属」 に分かれます。

非鉄金属は、読んでそのまま
じゃないほうの金属です。

見分け方ですが・・・
目で見て、手で触って 「鉄だ!」 と思ったらです。
まず、合ってるはずです。

あとは、磁石にくっつけば
缶スプレーで塗装できれば

非鉄金属の場合、塗装がはじくので
非鉄金属用の塗料が必要です。

では、まずは鉄系の部品から紹介していきます。

アクスルシャフト


社外パーツメーカーの作るアクスルはクロモリ材です。
クロムモリブデン鋼の略です。

SCM〇〇〇 という番手の材料です。
中でも SCM435SCM420 が代表的です。

純正のアクスルに使われるのは炭素鋼です。
クロモリより安価なことが理由です。

日本ではS〇〇C という番手になります。
海外ではC〇〇という表記です。
中でも S45C (C45)が最も使用頻度が高いです。

最近は純製品でもクロモリ材が使われています。
詳しくは 「アクスルシャフト徹底考察」で紹介しています。

スプロケット (スチール系)


SUNSTARさんの場合、炭素鋼のS45Cを使ってます。
特殊ステンレス材もありますが、番手まではわかりません。

それ以外では、以下の通りです。
X.A.M →フロント用 SCM420、 リヤ用 S45C
AFAM → フロント用 S45C、 リヤ用 S45C

写真はSUPERSPROX製。
最近はスチールとアルミのハイブリッドが増えてきました。

ブレーキディスク (アウター)

昔は炭素鋼のS45Cや鋳鉄が一般的でした。
現在はほとんどがステンレス鋼になります。

ステンレス鋼は SUS〇〇〇 という番手になります。
ディスクには、SUS410SUS420 が使われます。

SUSNSTARさんでは専用にSUS410DBという材料を作ったそうです。
DBはおそらく 「ディスク・ブレーキ」 の略では?

ボルト (スチール系)

あえてスチール系のボルトカスタムをする場合は
クロモリ・SCM435 になります。

DURA-BOLTのステンレスボルトは
SUS304 になります。

工務店やホームセンターで売ってるものになると
種類がありすぎて書ききれません。

ハンドル (スチール系)

スチールハンドルの場合、炭素鋼の鋼管を使うことが多いです。
ハリケーンさんの場合、STKM13A を使ってます。

ステンレスのハンドルもありますが
具体的な番手まではわかりません。

とりあえず鉄 (スチール)系はここまで。
ここからは非鉄金属の部品です。

アルミの番手

非鉄金属の中でバイクに一番使われるのがアルミです。
アルミと言ってもたくさんの番手があります。

アルミも用途に応じて使い分けをします。

アルミホイール

6000番台のアルミになります。
具体的には、A6061 という番手が多いです。

理由としては、鍛造に一番適した材料だからです。
OZレーシング、GALESPEEDなど、この材質になります。

ディスクやスプロケットを装着するアタッチメントの場合
切削部品になるためジュラルミンを使います。

具体的には以下の3種類です。
A2017 → ジュラルミン
A2024 → 超ジュラルミン
A7075 → 超久ジュラルミン

超がつくだけ強く、価格も高くなります。

僕の経験上、ディスクアタッチメントはA2017でも大丈夫です。
そこへあえて高いA2024A7075材を使っている場合
海外生産をしてる可能性が高いです。

A2017材は日本独自の材料なんです。
海外では日本からA2017を取り寄せるよりも
A2024やA7075を使ったほうが安くなります。

ちなみに海外生産を悪く言ってるわけではありません。
むしろ、個人的に肯定派です。
この件に関しては、いずれ記事にする予定です。

マスターシリンダー

マスターシリンダーも鍛造製作のため 6000番を使います。
各メーカーの具体的な番手は以下の通りです。

brembo → A6082
AP → A6082
NISSIN → 不明
GALESPEED → A6061

鍛造するのには理由があります。
1番の理由はメタルフローの形成です。


鍛流線、ファイバーフローとも言われます。
金属組織が製品の形状になることで強度が増すわけです。

それともう1つ、時短にもなります。
鍛造によって製品に近い形の材料になるため
その後の切削時間が大幅に減少できるわけです。

ブレーキキャリパー

完全な切削キャリパーの場合、
ジュラルミン系になります。

bremboやAPのリヤキャリパーは
A2024A2014を使っているようです。

鍛造の場合は6000番台になります。

ブレーキディスク (インナー)


SUNSTARでは、A5454を使ってます。
オフセット形状をプレス成型するための理由と思われます。

オフセットなしの場合、
国内メーカーではA2017
海外メーカーではA2024A7075になります

ちなみに写真はYUTAKA製。
モトGPのレイン用としても使われるディスクです。

キャリパーブラケット

強度が必要な部品なので、ジュラルミン系になります。
海外生産ならA2024A7075
国内生産ならA2017

僕の経験上、キャリパーブラケットでA2017を使う場合
7075の設計よりも1~2mmほど厚くします。

ビレットレバー

僕の場合、ホルダーやノッカなど、
根本には強い A2017以上を使います。
可倒レバーには A6061を使います。

レバー部は強度のあるものではなく
あえて曲がる材料を選びます。

アルミハンドル

ハンドルのサイズは3種類あります。
φ22.2のスタンダード
φ25.4のインチハンドル
φ28.6のテーパーハンドル

ロードバイクの場合、
サイズに関係なく A6061を使います。

モトクロスのテーパーハンドルには
強度のあるA7075を使います。

クリップオンハンドル

ここで言うセパレートハンドルは、
クランプとハンドルバーが別体のものです。

昔、流行ったTACHYONの場合
クランプがA6061、ハンドルバーがA7N01 でした。

後にワンピースも作られたのですが
A2017に変わっていました。

レース部品で有名なバトルファクトリーさんでは
クランプ、ハンドルバー共にA7N01材です。

ヨシムラさんでも使われたZETAのハンドルでは
クランプがA7009、ハンドルバーがA6001

壊れないクランプ、曲がるハンドルバー、そして軽さ
これがレースでは要求されます。

バックステップ (フットレスト)

AGRASさん、OVERさんではA2017です。
国内材料で国内生産してる証拠ですね。

海外にはA2017がないので
ドイツのGILLES TOOLINGはA7075を使ってます。

ステップは力のかかる部位だけに、強度が必要です。
でも、強すぎると転倒時にフレームが負けてしまいます。
難しいところです。

トップブリッジ/アンダーステム

ここは車両によって考え方が変わります。

例えばカタナやZの場合,全体的な剛性を上げたいので
上下ともにA2017以上の強いアルミ材を選びます。

対して今の車輛、特にスーパーバイクの場合は
単純な剛性アップではありません。
ステムを強くし、トップをしならせたいので
ステムにA2017以上、トップにA6061を使ったりします。

トップとアンダーの剛性バランスの話も絡んできますが、
そのへんは別の機会に紹介いたします。

スプロケット (アルミ)

写真はヤマハのYZR-M1。
モトGPではチタンが使われています。

アルミスプロケットの場合、A7075の一択です。

SUNSTAR → A7075
AFAM → A7075
X.A.M → A7075

スピゴット/ファンネル

この部位には強度は要求されません。
A5056 という比較的やわらかい材料が使われます。

とりあえず、思い出せるのはここまで。
新ネタが入ったら更新していきます。
最後までご覧いただきありがとうございます。

マニアってます
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この記事を書いた人
モトロオーナー

10代のとき『特攻の拓』の天羽時貞のバイクがカッコいいと思いSRを購入
  ⇩
カッコいいカフェレーサーをつくりたいという気持ちから某パーツメーカーに就職
  ⇩
自分で設計から製造までしたくなり退社し、マシニングを学ぶ
  ⇩
ROCKMANを起業
  ⇩
新たな挑戦を繰り返し
結果パーツメーカー、レースチームで多数の製品開発を行う
  ⇩
心機一転、元ROCKMANとMotoをかけて ”モトロックマン" と改名し、今に至る

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