【海外生産の実態】 Made in Chainaはホントに大丈夫?

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【バイク製品はやっぱり日本製が一番なのか!?】

こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。

皆さんは買い物するときに製造国や原産国って気にしますか?

60代以上は気にする人が多いようですね。

最近はバイク製品でも中国・東南アジア製が増えてきましたが、その実態はどうなのでしょうか?

海外生産は大丈夫か?

いきなり結論ですが、はっきり言って国は関係ないです。

中国・東南アジアでもしっかりした仕事をしてくれる企業があれば、日本でもいい加減な仕事をする企業もあります。

また、会社の大小も関係ありません。

製造において最も重要なのは、生産社(者)の意識です。

中国の工作機は大丈夫か?


10数年前にはじめて中国に行ったとき、とある工場では日本の工作機を持っていること自慢してました。

工作機の海外輸送ってかなり大変です。
それでも日本製の機械が欲しいわけです。

ところが、2022年に行われた日本国際工作機械見本市に、ついに中国の工作機が出展されました。

まぁ、この機械の精密度がハンパない!
すでに日本の企業に導入されてるんです。

そう、中国の工作機はもう日本に追いついてるどころじゃないんです💦

海外の検品は大丈夫か?


弊社でも、4~5割の部品を台湾、中国、ベトナムで生産しています。

どの工場も非常にクオリティの高い仕事をしていただき感謝しています。

そのなかで強いて言わせてもらうことがあるとすれば、梱包と検品。

でも「いい加減」とか「大雑把」という意味ではありません。

むしろ逆、丁寧過ぎるんです😅

届いた荷物を開けると 「お歳暮か!」 というぐらいのキレイな梱包。

梱包材を剥がすのがメンドクサイです。

検品も同じ。
部品1個づつに検査シートがついてます。

当然、その分だけ重量がかさんで送料が上がるわけです。

梱包にしても検品にしても 「ここまでやらなくていいからその分、安くして」 と思うほど丁寧なんです。

日本が仕事を受ける側?


弊社では、他社さんの設計や製造仕事もやっているのですが・・・。
今年(2023)、中国と台湾から設計の依頼がきたんです。

今まで製造を依頼していた側だったのですが、ついに依頼されるときがきました。

まぁ、これはボクに限ってのことではありません。

「中国から依頼がきた」って話はときどき耳にします。

日本人は丁寧で親切なうえ、円安で安い!
海外したら頼まない理由がないようです。

まとめ:不良品は販売元の責任

中国・台湾の工場は、1を言って10やってくれることはありません。

でも、10言えば10してくれるところは山のようにあります。

もし中国工場が依頼通りにしてくれないなら、依頼通りにしてもらえる努力が必要。

それでもダメなら工場を変えるべきです。

なので、不良品があるとしたらそれは依頼社の責任であり、販売社の問題でしょう。

「Made in Chaina」の文字を毛嫌いするのはもったいないです😟

今回、ボクの言いたかったのはこれなんですが、せっかくなのでもう少しお付き合いください。

とはいえ中国!

なんせデカイ国ですから、しっかりした企業があれば、その逆も多いです。

製品の横流しなんて当たり前。

ウチにも他社製品の営業メールが届くことがあります。

もっと言うと、自分の設計した製品がヨーロッパで売られていたこともあります。これほんとにビックリ!

また、日本やヨーロッパの製品を使い方もわからず真似して売っちゃうなんてことあります。

例えば、これもその1つ👇

ワイヤーロックのための穴がトンチンカンなことになってます😵‍💫

ボルトが通ったとき、どうやってワイヤー通すんだ! って話です。

ちなみにこれが正解👇

穴の違いわかりますか?

上海のバイク屋さん

「そもそも一番のマーケットは中国国内でしょ?   日本のバイクがないのに真似して作ってどうすんの?」

なんて、10年前は思っていたのですが・・・今は普通に日本車も売ってます。

これは上海のホンダドリーム店👇


2018年の撮影なので、バイクは古いです。
でも日本で販売してえるもの一緒なんです。

これは上海のカワサキプラザ👇

日本のバイクをアジアで買うとバカ高いって聞きますよね?

あれは関税のかかる東南アジア(ASEAN)の国のこと。

中国では一般的な価格で売られてました。

でも、ガソリンバイクが走ってるのは1度も見たことないんです。

なぜだと思います?

上海の不思議なバイク事情

上海で車やバイクに乗るには、まず上海市のナンバーを購入する必要があります。

ナンバーがないと車が買えないんです。

でもガソリン車の場合、上海市が年間のナンバー配布数を制限しています。

そのため希望者はオークションでナンバーをゲットするわけです。

で、その倍率がなんと10倍!

そんでもって、最低落札価格は9万元 (2022年の時点)、日本円にすると180万😱

車を買う以前にこれだけの金額が必要になるわけです。

でも、これで終わりじゃないです。
今の金額はガソリンの「車」の話。

ガソリンの「バイク」になると、ナンバーの発行数はさらに少ない。

そこに規制だ、なんだで400万以上かかるそうです。

400万払ってバイク買うわけですから、それなりに高級(高額)な車種が売れるのだとか。

凄い話ですよね💦



今回はここまでになります。
ご覧くださ、ありがとうございます🫰

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