【バイク初心者の方へオススメ】 知っておいて損はないレースのカテゴリー

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こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。

先日、 こんな質問されました。
「SBK とか JSB ってどんなDAI語なの?なんの略なんですか?」

DAI語って・・・ねぇ(-_-;)
というわけで今回はロードレースについて S・S・O (紹介・したいと・思います)

レースチームの種類


レースチームには以下の3種類があります。

ワークスチーム (ファクトリーチーム)
サテライトチーム (セミワークス)
プライベートチーム

ワークスチームとは

マシンの製造メーカーによるチームのことです。つまり車両メーカーです。

チーム名のなかに 「ホンダ」 「ヤマハ」 などメーカー名が必ず含まれてます。

メーカーのファクトリー (開発工場) と直結してるため、ファクトリーチームとも言われます。

ちなみにレースマシンの製造メーカーのことをコンストラクター、またはマニュファクチュアラーとも言います。

サテライトチームとは

コンストラクターからマシンをリース・購入してるチームです。セミワークスとも言われます。

ワークスと同じマシンを供給されるチームもあれば、型落ちのマシンを貸与されて参戦するチームもあります。

プライベートチームとは

市販のレースマシンを購入して参戦しているチームになります。
日本で一番有名なプライベートチームと言えば、ご存知ヨシムラさんです。

レースのカテゴリー

ロードレースの分類表を作ってみたのですが・・・複雑すぎて、図式化するのが難しい (-_-;)

とりあえず今回はこれで勘弁してください。
では順に説明します。

Moto GP/WGP

ロードレースの最高峰の位置づけがMotoGPになります。WGPとも言いますが、実際にそう呼ぶ人はあまりいませんね。

四輪レースのフォーミュラカーに相当します。クラスは以下の3つが存在します。なおエンジンは全て4ストロークとなります。

MotoGP:1000cc、最大4気筒まで
Moto2:765cc、3気筒
Moto3:250cc、単気筒

MotoGP クラス

最高峰カテゴリーの最高クラスになります。
四輪レースのF1の位置づけになります。

このレースに使われる車両はF1と同様に各メーカーのプロトタイプマシン (開発車両) になります。よって、このクラスに市販車を使用するプライベートチームはありません。

2021年は、ホンダ、ヤマハ、スズキ,DUCATI、KTM、アプリリアが参戦。
サテライトチームも合わせて全11チーム ⇩
青色がファクトリーチームになります。
それ以外がサテライトになります。

カワサキは現在のとこ参戦してません。モトGPができた当初は参戦してたのですが・・・。

タイヤは、ミシュランのワンメイク。ちなみに以前はブリヂストンでした。

MotoGP というカテゴリーのなかに、MotoGP というクラスがあるのがややこしいですね。

Moto2 クラス

Moto2マシンはワンメイクの公式エンジンとシャシービルダーのよるフレームで構成されています。

よってこのクラスのコンストラクターはシャシービルダーになります。2021年はカレックス、スピードアップ、NTS、MVアグスタの4社になります。

3年ごとに供給されるエンジンが変わり。現在はトライアンフの3気筒765ccエンジンです。ちなみに、以前はCBR600RRの4気筒600ccでした。

タイヤはダンロップのワンメイクです。

Moto3 クラス

2021年のMoto3マシン製作 (コンストラクター) は、ホンダ、KTM、ハスクバーナ、GASGASの4社になります。

タイヤはダンロップのワンメイクです。

Moto3は年齢制限が厳しいという特徴があります。
新規参戦は16から25歳まで、継続参戦は28歳までとなっています。

SBK/スーパーバイク世界選手権

市販車スプリントレースの最高峰。
つまり、市販車の世界一を決めるレースになります。

車輛は1000cc以下の3・4気筒、もしくは1200cc以下の2気筒になります。

2021年のエントリーは以下の通り ⇩

このクラスではカワサキZX-10RR, ジョナサン・レイ!
今年は僅差で2位となりましたが、昨年までに6年連続チェンピオンを獲得しています。

ちなみに、SBKの日本開催は2003年以降ありません。東京モーターサイクルショーでも展示はありません。残念なことに日本では現行のSBKマシンは見れないのです。

それが、いざ海外のレースに行ってみてビックリ! チャンピオンマシンが野ざらし展示されていました。

これはラグナセカで撮ったのですが、みんな触りたい放題、扱いが雑すぎる・・・ (-_-;)

EWC/世界耐久選手権

世界耐久選手権だったら、World・Endurance・Championship で略して 「WEC」このほうがしっくりきますよね。
でも、先に四輪レースで使われてるんですよね。それで順番を変えて 「EWC」 になってるようです。

EWCは年間5戦前後のシリーズ戦で、ご存知の鈴鹿8耐もその1つです。

開催国がフランス、ドイツ、ポルトガル、日本のためフル参戦するのはほとんどがヨーロッパのチームになります。

ただ、試合数が少ないのため、鈴鹿8耐のみの参戦でも成績次第でランキング10位に入ることができます。

また、鈴鹿8耐は国内4メーカーの地元ということもありファクトリーチームの参戦が多々あります。
GPライダーやSBKライダーの採用もあります。
そんなわけで \8耐で優勝することはシリーズチャンピオンになるより難しい/ と言われてます。

このカテゴリーではスズキ非常に強く、2001年からの21年間で14回チャンピオンになっています。

ここまで紹介したMoto GP、SBK、EWCが二輪レースの3大タイトルとなります。

この下にアジア選手権や各国別の選手権があります。

JSB/全日本ロード選手権


日本のロードレースの最高峰がJSB1000になります。SBKの日本版です。

ちなみに、アメリカならモトアメリカ (全米選手権)、イギリスならBSB (ブリティッシュ選手権)といったように各国にそれぞれの国内選手権があります。

ただ、JSB1000は他国のレースと少し様子が違います。全ての参加チームが鈴鹿8耐にもエントリーするのです。そのため、JSB1000のレギュレーションは、SBKよりもEWCに近いものとなってます。

また、ファクトリーチームが参戦するのも特徴的です。
ヤマハからは、ヤマハファクトリー。
カワサキからは、チームグリーン。
ホンダは、ハルクプロがセミファクトリー的な位置づけになります。
スズキだけが、唯一ファクトリー参戦がありません。

このカテゴリーでは、ここ10年間で8回ヤマハがチャンピオンを獲っています。

まとめ

Moto GPではホンダの優勝回数がダントツ。
SBKではカワサキが6連覇。
EWCではスズキが圧倒的。
JSB、AMAではここ10年間、完全にヤマハ。

各カテゴリーで4メーカーがキレイに分かれた状態になってます。
これではどこのバイクが一番と言い切れませんね。

今回はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます

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