こんにちは、オートバイのカッコ良さを追求するモトロックマンです。
今回は、モトロックマン流のマフラーの選び方です。
はじめに言っておくと、僕のオススメのマフラーはつまらないです。
なぜかと言うと、勧めるのが定番品だからです。
定番品をすすめる理由は・・・マフラーが高いから。
高いお金払って、後悔したくないじゃないですか。
なので今回は、”失敗しないマフラー選び” についてのお話です。
マフラーを変える目的
① 出力アップ
② サウンドの改善
③ 軽量化
④ ビジュアルアップ
マフラーを変える理由と言ったら上の4つになります。
まぁ、人によって優先順位は変わりますが(^^;)
はい、なのでオススメするマフラーは、この4つを満たすものです。
では、具体的にどこのマフラーかと言うと・・・
やっぱりアクラポビッチ!
やっぱり一番最初に出てくるのはアクラポビッチ!
ド定番のつまらない答えでホントすみません (-_-;)
では、アクラって何が凄いのでしょうか?
【答え】 車種専用度が高い!
車種ごとに最適サイズのパイプを用意してるんです。
規格品を使わずに、自社でパイプを作ってるんです。
専用品はパイプだけではありません。
次の3枚の画像を見てください。
BMW Motorrad World SBK Team:M1000RR
Team HRC:CBR1000RR-R
PATA YAMAHA:YZF-R1M
ブラケットの位置が違うのわかりますか?
サイレンサーバンドを使えば全部共通にできるのに。
わざわざ違う位置に溶接してます。
サイレンサーステーも専用品です。
そんでもって、これがレース供給だけでなく
市販品にも反映されているのです。
マフラーに限らず、どんな製品にも言えることですが、
出来るだけ共通部品を増やしてコストを削減したいところ。
エキパイだけ車種別に作って、サイレンサーは全て共通。
そんなマフラー屋さんが大半です。
でも、アクラは違います。
出来る限り車種専用で部品を用意
⇩
入念なテストを繰り返す
⇩
結果、性能に優れたマフラーができる
⇩
結果、高価でも売れる
まさに理想的な仕事のあり方ですね。
うらやましい ( ノД`)シクシク…
ちなみに2022年のSBKファクトリーチームにおいて
アクラポビッチの使用率は 100% !!!
上は2022年のGPとSBKに参戦中のファクトリーチームです。
22台中18台がアクラポビッチ使用。
もしあなたが金銭的に余裕があるなら、
アクラポビッチを推薦します。
ファクトリーチームが採用するマフラー
次はアクラ以外のマフラーの紹介なんですが、
やはりオススメするのはファクトリー採用のものです。
もちろん実際にファクトリーが使ってるものと市販品は異なります。
とはいえ、そのバイクを熟知してるわけですから
当然、市販品もクオリティの高いものになっています。
では、メーカー別にファクトリーチームのマフラーを紹介していきます。
Kawasaki
SBKのカワサキファクトリーではアクラポビッチが使われてますが、
日本の Team GREEN が使用するのは昔からBEETさん。
カワサキのスポーツ系にはコレが似合いますね(^^♪
SUZUKI
モトアメリカ (AMA)では、M4が使われてますが
ボクの中でスズキと言ったらヨシムラさんの一択です。
サイレンサー形状も独特でカッコいい!
HONDA
HRCチームがアクラ以外で使用してるのがエンデュランスさん。
ここは昔からホンダの仕事を請け負っています。
もしかしたら、CBRのキットパーツのマフラーもエンデュランス製なのでは?
YAMAHA
サイレンサーには “FG TITANIUM” のエンブレムがあります。
ofaさんのブランドですが、おそらく材料供給だけと思われます。
製作はメガテックさん、サクラ工業さんあたりではないでしょうか?
どちらのサイトも確認しましたが、この仕様のマフラーは販売してませんでした。
ヤマハファクトリーと同じブランドを購入するのは難しいですね。
残念です ( ノД`)シクシク…
マフラーメーカーが必ずしもマフラーを作ってるわけではない
国内でいくつものマフラーメーカーがありますが、
実際に自社生産してるのは2/3程度なんです。
もしかしたら、もうちょっと少ないかも?
1部の部品は外注というマフラーメーカーもあれば、
すべて外注にオマカセなんてところも多々あります。
別にそういった会社を否定するわけではありません。
モトロックマンでも設計は自社ですが
製作は全て協力工場なのでいっしょのことです。
ここでフューチャーしたいのは、その逆。
製造を請け負ってるマフラー屋さんがあるということ。
他社のOEMマフラーのみというマフラー屋さんがあれば
自社のオリジナルと他社OEMの両方というマフラー屋さんもあります。
例えば、先ほど名前をあげたサクラ工業さん。
純正マフラーを手掛ける大手マフラーメーカーです。
また、MotoGPにもマフラーを供給してるほどの会社です。
二輪関係者であれば知らない人はいないのですが、
多くのライダーが知らないのではないでしょうか?
サクラ工業さんのマフラーはこちらで紹介されてます⇩
https://www.ysgear.co.jp/mc/custom/prunus/
HRCをサポートしてるエンデュランスさんにしてもそうです。
HRC以外にも多くのレースチームのマフラーを供給してますが、
知ってるのはホンダのSS系に乗っている人ぐらいではないでしょうか?
エンデュランスさんのサイトはこちら⇩
https://endurance-parts.com/
年々、マフラーの規制が厳しくなっています。
そんななかで純正マフラーより高性能なマフラーを作るのは
とても厳しい話です。
それならいっそのこと、純正マフラーを作ってる会社のマフラーってのも
選択肢にいれていいのではないでしょうか?
他にも 「〇〇社のマフラーは、◇◇社で作ってる」 なんて話も
おもしろいですが、怒られちゃうので今回の記事はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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